デジタル人民元とはなにか? 【中国の狙いは〇〇】 簡単にまとめ


デジタル人民元ってなに?
仮想通貨との違いはある?
このような疑問にお答えします。
2022冬季オリンピックで、中国がデジタル人民元の試験運用を本格化しています。
一部では通貨の未来を大きく変えるのではないか、ドルを上回るのではという大きな期待の声も上がっています。
この記事では、デジタル人民元について完全初心者向けに簡単にまとめました。
デジタル人民元とは?
デジタル人民元とは、中国人民銀行が発行するデジタル通貨のことです。
中央銀行デジタル通貨(CBDC)という最近流行りのやつです。
ちなみに、デジタル人民元は法定通貨なので仮想通貨や電子マネーとは異なります。
デジタル人民元は、データ自体が価値を持つものであり、新しい通貨の形と捉えるのが分かりやすいです。
人類の歴史において、お金の形が何度も変わってきたように紙幣からデータにお金の形が変化しようとしているのです。
デジタル人民元の特徴
デジタル人民元の主な特徴は以下の通り
・手数料がかからない ・信用が非常に高い ・お金の流れを中国政府が完全に追跡可能
デジタル人民元電子マネーや仮想通貨と異なり、法定通貨であるため事業者を通すことがなく手数料がかかりません。
そして法定通貨なのでもちろん信用度抜群です。
最後に、デジタル人民元は紙幣や硬貨と違い、お金の流れを完全に政府が追跡可能です。
監視社会である中国にとって、いままで以上に個人情報を追跡できる様になるというのは中国政府にとって大きなメリットになるのではないでしょうか。
https://www.meta-verse-30.com/?p=186
中国政府の狙い
ー冬季オリンピックを機会にデジタル人民元の試験運用を始めた中国の大きな狙いは何でしょうか
大きな理由としては主に2つでしょう。
・人民元の国際化 ・監視社会の強化
まず、人民元の国際化することによって得られるメリットは為替変動リスクの回避、そして貿易取引における米ドル依存の回避でしょう。
米中の対立により、人民元レートが不安定になることも懸念されますね。
デジタル人民元がドルを超える!?
現時点で人民元は国際化には程遠いと言えるでしょう。
2020年時点で為替市場での人民元の取引高は約2%ほどです。
しかし、従来よりキャッシュレス化がいち早く中国で普及したこともあり更に世界で先駆けて法定通貨のデジタル化を推進していることを踏まえると、世界で普及する可能性も少なからずあるでしょう。
そして、デジタル人民元をきっかけに国際決済で大きく利用されるようになればドルの大きな支配が崩れることもあるかもしれません。
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